2016年 7月   生き生きと!!
2016年 6月   先人たちのことば
2016年 5月   さすがひかりの先輩たち!
◇2016年 4月   
2016年 3月   春の訪れ
2016年 2月   発達障害が社会に取り上げられる時代
2016年 1月   2016年スタート
2015年12月   贈り物をする日
2015年11月   ちびっこ忍者!!とハロウィン
2015年10月   "いのち"と向き合う
2015年 9月   座れない子ではない
2014年 8月   夏休みシーズン到来!!
  ※項目をクリックすると内容を表示します
 
 
 
生き生きと!!
  2016. 6. 30
園 長 渡辺美南子
    太陽がさんさんに輝き、とこ夏の訪れを感じる今日この頃です。
  さて、6月はオープンスクールに参加された方も多くいらっしゃいましたね。それぞれの学校の様子はいかがでしたか。年長さんにとっては、就学を来年に控え、イメージを浮かべながらの見学になったことでしょう。私も毎年何校か行かせていただき、卒園児さんの様子を見て成長した姿を目にしたり、授業の風景を参考にさせていただく、よい機会となっています。今年は高校3年生の授業に参加し、生き生きとした姿に心が満たされました。卒園児さんがいるクラスでしたので、大きくなった顔を眺めたくて教室をのぞくと、先生がどうぞどうぞ、と中に招き入れてくださいました。中では、宿泊学習の勉強中。秋田に行くそうで、ご当地の踊りを踊っている最中でした。二人ずつ前にでてきて、踊りの成果を披露します。一組が終わる度に先生は、今の踊りはどうだったか見ている生徒に問いかけ、一人の生徒が指されて答えます。すると、「○○君の腕がよくあがっていて良かった。」「○○君は元気がよくてよかった。」など感想がでます。最後の組では、踊りが難しいお子さんが二人おりました。先生は、どうしましょうか、みんなに問いかけます。すると、楽器をしてもらうといい、という意見がでます。楽器を盛り上げるために踊りを再度披露してくれるお子さんもおり、終わったときに、また皆に感想を聞きました。楽器担当の一人のお子さんは、曲中ずっと楽器を叩くことはなく、最後にばちをトントンとクロスしただけでした。しかし、それを皆はしっかりみていて、最後のばちが良かったと褒めてくれたのです。クラスの中には、普通企業に就職できるお子さんから、障害者就労も難しいお子さんまで、いろんなタイプのお子さんがおりました。能力の差は歴然としています。そんな中でも、できる子は決して誇ることなく、友達を素直に褒めて喜ぶ、そんなほほえましい一幕をみました。人間教育とは、こういうことだな、と思わされるのです。私たちは、どんなひとでも得手不得手があり、でこぼこがあります。尊重しあって生きること、それが社会で生きる人間が持ち合わせなければならない最良な力であることに思いをめぐらせました。
  ページ先頭へ

 
先人たちのことば
  2016. 5.31
園 長 渡辺美南子
    季節も移ろい、そろそろ長雨の季節となりました。めぐみの雨とは言ったもので、この梅雨の季節があるからこそ、農作物を豊かに実らせる大切な時期です。子ども賛美歌の中に、「ぱらぱらおちる」という曲があります。梅雨のこの時期、必ず歌うのがこの曲です。♪ぱらぱらおちる雨よ、なぜ落ちる。乾いた土をやわらかにして、きれいな花をさかすため♪クリスチャンホームで育った私は、自分自身も幼児期にこの歌を歌い、変わらぬ歌をいまも子どもたちが歌っているのを聞くと、嬉しくなつかしく、タイムスリップしたかのような気持ちにもさせられます。いい曲は、ずっと残るものですね。
  さて、園の花壇や園庭には、ジュンベリーの木が実をつけ始めました。数年前の月報にも載せましたが、この木は前園長のとても愛した木です。敷地内に数本植えられた木は、毎年小さな赤い実を無数につけます。その期間は1.2週間。前園長は、子ども達とその実をとっては一緒に食べ、「全部は取ってはいけないよ、鳥の分を残しておかなければ。」と言うのが口ぐせでした。今年も、甘酸っぱい実を食べながら、その言葉を思い出しました。保育室の中から手を伸ばして取れるところもあり、鳥が来るのを子ども達がとても嬉しく見ているようです。前園長が天に召された日ちょうど実がなり、園のジュンベリーをたくさん棺に入れ送り出しました。先日、広島にオバマ大統領が訪問し感慨深い思いに浸りました。スピーチの中に、「いつの日か、当時を経験された人たちの声も消えていくことでしょう。」そのことばを聞きながら、様々な事柄が頭の中で重なりあい、先人たちのことばに耳を傾けなければならないことを改めて胸に刻みました。おととしの花の日、老人ホームに子どもたちとお花を届けた数日後、97歳になるご老人から、戦争の辛い経験をこの子ども達に決して味あわせてはならないとお手紙をいただきました。ちょうど、この季節です。様々な先人たちのメッセージが胸に響きあう5月下旬。私たちが選択する未来に子ども達の平和があるように大人の責任をかみ締めたいと思います。
  ページ先頭へ

 
さすがひかりの先輩たち!
  2016. 4. 28
園 長 渡辺美南子
 

  桜の木も緑一色になり、園庭ではこいのぼりが元気におよいでいます。あっという間に4月がすぎ、5月の装いとなりました。新学期が始まり、一ヶ月が過ぎました。2016年度新しいクラスでのスタートに子ども達も先生方も新鮮な気持ちで毎日を過ごしています。新入園のこどもたちも多めでしたが、すんなり園生活に慣れることができています。在園児26名の力の大きさを感じる年度始まりとなりました。みんなが落ち着いているから、楽しそうにしているから、さすがひかりの先輩たち!いいお手本になってくれています。

  新学期早々ですが、お客様がいらっしゃいました。全体活動・クラス活動を見て、「来ていない子のことをみんなで確認することは素晴らしいことですね。」と感想をおっしゃられました。全体活動の終わりに、担当の先生は必ず、お休みの子をおしえてください、と子ども達に投げかけます。すると、クラスでお休みの子を子ども達が口々に教えてくれます。また、クラスのおあつまりの中でも出席を確認し、お熱なんだって、リハビリに行ってるんだって、など先生たちがお休みしている子の理由を話します。その後、「早く熱が下がって元気になりますように」「リハビリをがんばってこられますように」などとお休みしている子のこともお祈りします。それは、ひかりにとっては朝来て上履きに履き替えるのと同じくらい些細な日常の一場面です。そこに、感動してくださったことに私自身驚くと共に価値の高さを感じさせられました。そのお客様は長く小学校の教員をされていた方でした。不登校の問題などにも向き合いながら、子ども達の心を育てることに直面してきていたのでしょう。ここにいない存在に目を向けることを学校教育で教えることは難しいことなんですよ、とお話しくださいました。幼児期は心の畑を育てる時期と言われています。ひかりで育つ子ども達の心が豊かに育っていくように心を込めながら先生方と一人ひとりの子ども達に向きあっていきたいと思います。
  ページ先頭へ

 
春の訪れ
  2016. 2.29
園 長 渡辺美南子
    春のお花が咲いているのを見つけましたか?道をふと見ると、白い梅の花が咲いていて、なんだかとても嬉しい気持ちになりました。
春の訪れは、もう近いですね。
  さて、園では少しずつ卒業式の準備に向けて動き出しています。古い写真を眺める時間も増えてきました。赤ちゃんのように小さな顔つきだった子もいます。振り返ると、あんなことこんなこと…思い出しては、仕事の手が止まる職員室です。年長さんたちと過ごせるのもあと一ヶ月となりました。今年も、心温まる卒園式を作っていきたいと思います。
  まだ卒園を迎えないお友達も、今年のクラスで過ごすのはあと少しとなりました。みんなにとって、とても貴重な一ヶ月となります。どのクラスを覗いてみても、楽しそうな笑い声が響いていたり、おあつまりでは真剣な表情があります。やるときはやる、遊ぶ時は遊ぶ、メリハリがあるからこそ、楽しく成長できた一年間であったと思います。 
  2月は来客者の多い月でした。公開保育では、申し込みをお断りするほど、たくさんの方がいらっしゃいました。園の雰囲気の良さはどなたも感じるようです。子ども達がいきいきしている、先生たちが楽しそう、丁寧に関わっている…そんな感想も聞こえてきました。公開保育では、保育療育関係者に一つの療育事例としてひかりの姿を公開しています。家庭でも、パパとママの関わりは違うように、目指すところは同じでも方法は千差万別だと思います。園でも診断名は同じでもこどもたちは十人十色、まったく違っています。そして先生方にも個性があり、誰が接しても同じことができるというわけでもありません。メンバー、先生、その時々の様々な環境の中で常に模索しながら、ベストな方法を探りながら進めていきます。たくさんのお客様でも子ども達はほとんど緊張感もなく、むしろ来てくれて嬉しいそんな表情でお客様を出迎えてくれました。子ども達の特性を考えると、園は閉鎖的になってもおかしくありません。ですが、日頃もお客さんが耐えないのがひかりであり、そこに良さがあることを感じています。
  ページ先頭へ

 
発達障害が社会に取り上げられる時代
  2016. 1.29
園 長 渡辺美南子
    寒い日が続いています。連日のようにいろんな風邪の診断をもらった連絡が園に入っています。1/3くらいのお子さんが、1月後半に何かしらの風邪症状になっています。この時期の風邪は、出席停止になる場合もあり、お休みが長引きますが、ぐったりするのはほんの一日位であとは案外元気ということが多々あります。パワーが有り余って早く園に行かせたい!と思う心をぐっと抑えて、完治までぐっと我慢でお願いします。
  さて、2016年1月27日、山梨日日新聞の一面に“発達障害”の見出しがあり、お読みになりましたでしょうか。記事内容は、26日に県が開いた高度医療導入に向けた有識者による検討委員会の内容でした。記事によると、県内の児童(18歳以下:15万人)のうち、約一万人が発達障害の可能性があるとのことです。そのうち、県の専門機関では27%の子どもしか対応できていないというのが現状のようです。また、自閉症・情緒学級(普通小学校)に通うお子さんは全国平均の2.5倍となっているとのこと。軽度の知的障害をもった発達障害児の増加が著しいと記述されています。毎年こころの発達支援センターの報告会に出席していますが、相談数の増加と対応数の増加が右肩上がり、未受診者と相談待ち期間の長さが年々増加していることが報告されており気になっていました。4年前センターができあがった当初より、スタッフ数も増え、対応力も増やしているにも関わらず、とても追いつかないのが現状のようです。私たち親の世代が教育を受けていた頃、まだ発達障害なんて言葉は聞いたことがありませんでしたよね。よく、発達障害は昔に比べて増えているのか、疑問に持たれることもありますが、振り返ってみると小学校で同級生だった子はそうだったのかもしれないと、心当たりがあったりします。発達障害は知的の差は様々ですが、コミュニケーションに課題のある症状です。早期に理解され、その症状を持ち合わせたお子さんが生きづらさを軽減できるよう受け皿の充実を願うと共に、社会が変わってきたことを感じます。
  記事の結び「これまで手薄だった発達障害への対応に力を入れるべきだ」力強い有識者の意見に賛同し、これからの県内事情に期待します。
  ページ先頭へ

 
2016年スタート
  2016. 1. 6
園 長 渡辺美南子
    あけましておめでとうございます。2016年、始まりました。今年は暖冬ということもあり、お正月の雰囲気が例年とは違っているように感じました。長い冬休み、いかがお過ごしでしたか?新年始めの職員朝礼、寒い朝となりましたが、美しい声で賛美歌を歌う先生方の声を聞き、今年もいい一年になりそうだな、と希望的な気持ちにひたりました。
  12月はクリスマスがありました。ページェント、愛らしい姿がたくさん見られましたね。今年は一幕増やし王様と家来の場面を入れました。新しい役柄、新しい歌、でしたが頑張って覚えてくれました。ページェントは、ほぼ同じ台本で進んでいきます。年長さんになると役柄もメインになってきますが、年少・年中と積み上げてくると、歌も動き方も雰囲気も覚えている子が多く、年長さんたちがみんなを引っ張ってくれます。今年は、聖歌隊の場面も歌を変えたり、出番を多くしたりしました。ほぼ同じ台本ながらも、子ども達の得意・不得意を見ながら、今年ならではのページェントができあがりました。
  また、今年は初めて富士川町のクリスマスパーティーに出演依頼(こどもたちの出し物で盛り上げていただきたい)をお声かけいただきました。時間帯も遅く、クリスマスシーズンで先生方も仕事量が多い時期であったので、子ども達にとっても職員にとっても、体力的に難しい企画かな、と思う反面、パーティーに参加する経験をさせてあげたいな、というのが私の本音でした。クリスマス担当職員に話すと、「行きたいです!やってみたいです!」と即答。遅い時間、初めての場所、子ども達にとって楽しめるかどうか不安もありましたが、やってみよう!が勝って、今回参加することとなりました。親御さんも申し込む時に、同じ思いではなかったでしょうか。小学校・中学校の支援学級の生徒さん方の発表もあり、みんなで和太鼓に合わせて打楽器を叩き、最後には一人ひとりキャンドルを持ち、ろうそくの火に見入りました。園だけでは企画できない貴重な経験となりました。長時間でしたがどの子も楽しんでいましたね。先方からも大変好評で、来年の出演依頼もいただいてきました♪
  ページ先頭へ

 
贈り物をする日
  2015.11.30
園 長 渡辺美南子
    今年もあと一ヶ月になりました。早いものですね。大人にとってはあっという間でしたが、子ども達を見てみると、身体も大きくなり、顔つきもシュッとし、一年の成長の大きさを感じることと思います。
  11月はバザー、お疲れ様でした。雨にも関わらず、たくさんのお客様に大盛況、親御さん方のパワーをたくさん感じさせていただきました。連日で大変であったと思いますが、「疲れましたが、楽しかったです。」と声をかけて帰られる親御さんが多く、充実した行事であったことを実感しました。ご協力ありがとうございました。
  さて、先月はハロウィンの様子を書きましたが、今はもう園内はクリスマス一色です。クリスマスは、ひかりの家学園にとっては、特に大切な行事となります。ひかりの家学園の土台はキリスト教信仰の上に建てられているからです。園では一ヶ月かけて、クリスマスを迎える準備を整えます。ケーキやサンタさんだけではない本当のクリスマスの意味を子ども達と一緒に感じながら過ごす準備期間になります。先日、クリスマスの絵本を読んだあと、避難訓練を行いました。毎月行っている避難訓練ですが、今回は自分たちが安全に逃げられるようにだけではなく、世界には災害で困っている人がたくさんいることを話しました。自分に関係していないことを想像したり、思い描くことは難しいことだと思います。少し難しいかもしれませんが、クリスマスのこの時期、みんなと同じように豊かにクリスマスを迎えられない子もいること、その子たちも神様に愛されていること、そんなことを子ども達と一緒に思いながら心の成長をしていきたいと思っています。
  19日のクリスマス礼拝では今年もページェントを行います。終盤、東方から3人の博士がやってきて贈り物を捧げます。この行為が現代のクリスマスプレゼントのルーツです。クリスマスはプレゼントをもらう日ではなく、本当は自分から贈り物をする日ということです。一生懸命演じるページェントは子ども達からの贈り物です。
  ページ先頭へ

 
ちびっこ忍者!!とハロウィン
  2015.10.30
園 長 渡辺美南子
    運動会、どうでしたか。
  がんばっている姿がたくさん見られましたか。
  私も、おゆうぎでみんなの輪の中に混ぜてもらいました。『どこからくるのか〜ちびっこにんじゃ〜♪』とはじまるおゆうぎの歌。歌詞もメロディーも覚えやすく、子ども達に早く浸透しました。みんなから遅く練習に参加した私は、歌を口ずさんでいたり、忍者のポーズをきめたり、みんなの参加度の高さに驚かされ、一人おいてかれた気分になりました。真剣にやっている子、そっぽを向いているのかな、と思いきや、部分部分クールな顔をしてポーズを決めている子、リズムに合わせて体を動かす子…それぞれ参加の仕方は違っていますが、確実にひとつの曲を聴いてみんなでおゆうぎしていることが実感でき嬉しい気持ちになりました。衣装も似合っていましたよね。運動会が終わった今でも、午後廊下を歩いていると、ちびっこにんじゃ〜♪と歌っている声が聞こえたり、CDの曲が聞こえてきたり、子ども達が大好きなことがよくわかります。
  10月第3週までは運動会一色でしたが、2.3日経つと、かぼちゃやおばけ、こうもり の装飾が並び始め、もういま保育室はハロウィン一色になっています。年々先生方の気合の入りようが増している気がします。本格的な仮装をしたり、被り物をじぶんたちで作って変装したり、ケーキを作ったり、「トリックオアトリート!!」と職員室に顔を出してくれるお子さんもいて、そのたびに、「わー、職員室ではいたずらしないでね!!(笑)」とお願いしています。いたずらしそうな、ニニニと笑う子ども達の顔がとってもかわいいです。 
  運動会は準備量も多く、毎日残業したりと先生方にとってもハードな行事です。いつハロウィンのことを考えていたんだろう?と不思議になるくらい、あっという間の模様替えとなりました。決められた行事でもないハロウィン。忙しくても子ども達の笑顔を見たい、子ども達と一緒に楽しみたいという先生方のあたたかい思いを感じる機会となりました。
  ページ先頭へ

 
"いのち"と向き合う
  2015. 9.30
園 長 渡辺美南子
    涼しい風が吹く心地よい季節となりました。
  毎日の子育てどうですか。世間では、安保法案、水災、難民問題・
・・などなど心を揺さぶられる話題が多くあります。戦争は繰り返してはいけない、子どもたちの未来に戦争の影を落としてはならない、と拙に祈るばかりですが、不安定な世界情勢に不安をおぼえることも多いこの頃です。
  先日、写真家でありジャーナリストの桃井和馬さんのお話を聞く機会がありました。講演の内容は写真家としての生きざまであり、紛争地の写真などから、次世代の子どもたちが暮らしやすい社会の提言でありました。世界中を回りながら、紛争、貧困、スラム、ストリートチルドレン・・・数々の社会の負を見てきた方であることが、言葉と写真から伝わってきました。そのお話の中で、妻を亡くした後、僕は仕事も何もかも辞めて娘のお弁当作りだけを6年間続けました、という一節がありました。
  講演が終わり、並んでいる著書を目にすると、何種類もの写真集の傍ら、「妻と最後の十日間」という本が並んでいたので、早速買い読みました。その本は、ひとりの人の死に全てを乱され、弱い自分自身を刻銘に綴った本でした。心が麻痺してもおかしくない程、人の死を目の前で目撃してきている方でさえ、最愛の人の死には無防備になるということを思わされました。
  ひかりを訪ねていらっしゃる親御さんに、乳児期をどのように過ごされていたか、お聞きしています。その中で、命の危機に何度も遭ってきた方を時折うかがいます。先日も、胎児の時に問題がわかって医療機関よりおろすように進められた、とお話しされる方がおりました。ひかりの家学園にいると、命の選択を迫られたお子さん、小さな体に何度もメスをいれて命をつないできたお子さんに出会います。出会う度毎に、話しを聞く度毎に、小さな命を守るためにしてきた努力と葛藤に胸を痛めると同時に、親御さん方の心境の深さに感銘を受けます。今まで親御さんが大切に守り抜いてきたからこそ、出会えた一人ひとりの子どもたち。改めて、いのちの尊さに思いをめぐらしています。
  ページ先頭へ
 
 
座れない子ではない
  2015. 8. 31
園 長 渡邊 美南子
    夏休みも終わり二学期がスタートしました。楽しい夏休みを過ごせたでしょうか。始業日から、出席率もよく、さすが今年のひかりの子どもたちです。健康が保てることはすばらしいことです。病弱なお子さんもいる中、ご家庭の努力が感じられます。体調が悪い時、眠いとき、おなかがすいている時など、生理的に満たされていない時は、どんな言葉も浸透していきません。健康に満たされていることが、成長を促す第一条件といえるでしょう。今学期も元気に登園できる日が多いことを楽しみにしています。

( 公開保育 )
8月5日公開保育が行われました。この公開保育は、関係機関向けであり、年2回実施しています。今回は保育士さんの参加がとても多い公開保育となりました。専門施設としての技術や方法を学ぶ目的で参加される方が多いのが近年の傾向となっています。公開保育の第一回目は、旧園舎最後の年(2009年)に行いました。自分たちの保育を外部の方に見てもらいたい、という職員の声から始まりました。環境の変化に弱いお子さんたちの集団であることから、見学者が多いことはリスクが高い(子どもたちの混乱や落ち着きなど)環境になることは承知の上でしたが、それでもやってみたいという思いにかられたのです。今でもそうですが、参加者のほとんどの方が「椅子に座れるんですね。」という驚きを口にします。座れなくて当たり前、ではない、ということを公開保育で目の当たりにし大変驚かれるのです。ということは、多くの保育現場の中で、座れない子…という先入観を持たれながら接しているということです。お子さんに合せた環境においては、集団活動も可能である、おだやかに過ごすことも可能である、着席も可能である、参加が可能である、ということを示し続けていかなければと思っています。制度的には福祉は大変充実してきました。ですが、足元を見てみると社会の意識変化がまだまだ必要です。公開保育を通し、発信し続けることを行い続けていきたいと思っています。
  ページ先頭へ

 
夏休みシーズン到来!!
  2015. 7.31
園 長 渡邊 美南子
    暑い暑い夏の到来ですね! エアコン・扇風機に頼らなければ一日も過ごせない気候になってきました。30度を超える毎日で干上がりそうですよね。アイス・スイカ・カキ氷…夏の風物詩をたくさん味方につけて乗り切りましょう!
さて、夏休みシーズンになってきました。先日のファミリーピクニックでは、小学生のご兄弟の参加もありました。夏休みというと、どこかに連れてってあげたいな、遊んであげなきゃな・・・という親心が出ますよね。 ふと気がつくと、日常生活の雑踏にまぎれて、なかなか十分遊んであげられてないな、と私は親として反省することも多いこのごろです。なので、公園行ってきました、などおっしゃるお母さんには、えらいなぁ〜、すごいなぁ〜、と感心させられます。先日、卒園児父母の話しで、長池さんが遊びに行った公園での出来事を話してくださいました。その場にいた小学生に、「名前はそうたって言うんだ。足が弱くて、おしゃべりがまだできないんだけど、みんなと遊びたいから助けてくれる?」と思い切って声をかけたら、「うん、わかった!助ける!」とそれまで遠巻きで見ていた子どもたちも、一緒に遊んであげようという気持ちになってくれた、というお話しでした。そのとき、周りの子もあえて距離を取っているのではなく、どう接したらいいか、わからなかったんだ、ということがわかった。自分自身も親としてどのように周りに働きかければいいか、勉強になった出来事であった、と話してくださいました。就学についてのお話をメインで聞く機会でありましたが、学校の情報だけではなく一歩前を歩いている先輩からの子育て話しは、感銘を受けることがたくさん詰まっていました。夏休みシーズン、外へ行く機会も増えることでしょう。経験させてあげたいな、連れてってあげたいな、親としての理想もいろいろあることでしょう。その反面、心配なことも指折り出てくるのが現実です。えいっと頑張って実行してみたものの、もう二度と行くまいと思う程、お子さん方に振り回されることもあります。いろんなことがあるのが当たり前。怪我をしなければ上出来だと思うくらい気楽に考えて、この夏を満喫できますように♪
  ページ先頭へ
トップページへ戻る
      ALL Rights reserved, Copyright(C) 2004